序
近年、生活の状況から大切な資料を維持できなくなる危惧を感じ、自ら行なった
研究を後世に残せるよう、 BAK=DAN Aircraft Research 発行「B.A.R.技報」に
まとめる作業を行なっている。バレーボールの無回転サーブの変化についての
研究も、一般にはめったにできないであろう風洞実験を繰り返しており、研究として
残される価値は充分あると考えている。しかし、「B.A.R.技報」に収めるには
記録紙データを含めて100ページ以上が予測され、まとめるには長い時間が
かかる事、また技報は専門的に記述される性格のものであり一般には読みづらい事
などから、技報にさきがけて一般用に書き直した簡約版を発行することとなった。
バレーボール選手、あるいはバレーボールを教える方々に利用していただければ
幸いである。
1993年3月
栗沢 貘