鳥の翼型について

◎ カラス(Crow)

 北海道の酪農家の勤めていた時、牛舎にたかるカラスを総出で退治した折、ナマ(?)のカラスを手に入れた。鳥の翼型を調べる機会はなかなかないので、さっそく翼を広げて翼型をとった。それがこの翼型である。%表示は、片方の翼の翼根からの位置を示している。ここにある翼型は翼をいっぱいに開いた時の形であるが、翼型と言っても鳥の場合は基本的にフレキシブルであり、確定できるものではない。特に後方半分は羽根一枚でできているので、実際飛行中は風圧によってしなっているものと思われる。

◎ トンビ(Kite)

この翼型は、剥製からとったものである。剥製にする時に「飛んでいる状態にしてほしい」と頼んだのだが、「滑空」ではなく「はばたき」状態にされてしまった。剥製のため、実際とは異なる可能性がある。