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内容更新日:2007.09.19.
レイアウト更新日:2024.10.08.


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速報・久慈地区中学校バレーボール新人戦

  2007年9月15〜16日 野田村立体育館・久慈工業高校体育館


【男子】 1校
 参加校が1校のため、代表決定戦は行なわない。

  久慈 (代表)


【女子】 11校・予選リーグ・準決勝リーグ・決勝トーナメント

≪予選リーグ≫
Aaブロック


久慈


宇部


三崎












2┏25-18┓0
┗25- 7┛




2┏25-13┓0
┗25-20┛







×








2┏26-24┓0
┗25-14┛







×





×








Abブロック


宿戸


夏井


侍浜





宿






2┏ 25- 9 ┓0
┗ 25-14 ┛




2┏25-15┓0
┗25-11┛







×








2┏25-16┓1
┃17-25┃
┗25-21┛






×





×








Bcブロック


山形


長内


大野一












2┏27-25┓0
┗25-12┛




2┏25-17┓0
┗25-22┛







×








2┏25-23┓0
┗25-23┛








×





×








Bdブロック


野田


種市












2┏25-19┓1
┃15-25┃
┗26-24┛






×








≪準決勝リーグ≫
Aブロック


宿戸


久慈


夏井


宇部





宿






2┏16-25┓1
┃25-18┃
┗27-25┛



2┏25- 9┓0
┗25-14┛




2┏25-10┓0
┗25- 7┛







×








2┏25-10┓0
┗25-13┛




2┏25-18┓0
┗25- 7┛







×





×








2┏25-22┓1
┃24-26┃
┗25-23┛






×





×





×








Bブロック


野田


種市


山形


長内












2┏25-19┓1
┃15-25┃
┗26-24┛



2┏22-25┓0
┃25-21┃
┗25-11┛



2┏25-15┓0
┗25-20┛







×








2┏25- 9┓0
┗25-10┛




2┏25-18┓0
┗25- 8┛







×





×








2┏27-25┓0
┗25-12┛







×





×





×








≪決勝トーナメント≫


  野田 ━━━━━━━━┓ 2┏25-23┓0
             ┃  ┗25-13┛  
             ┃
             ┏━━━━━━━━┓
                     ┃  ┏25-16┓  
                     ┃ 2┃20-25┃1
  久慈 ━━━━━━━━┛        ┃  ┗25-13┛  
                      ┃
                      ┏━━ 優勝
                      
  種市 ━━━━━━━━┓        
             ┃        
             ┃        
             ┏━━━━━━━━┛
             
              2┏25-18┓0
  宿戸 ━━━━━━━━┛  ┗25-17┛  


     第1位 宿戸
     第2位 久慈
     第3位 野田
      〃  種市



【個人的感想:女子決勝トーナメント】

 優勝した宿戸は、相手からの強打軟攻問わずレシーブがネット際にきっちり上がっていた。この事が、難しいタマでもアタッカーが何とか打って返す事につながっている。この点で、他チームに大きな差をつけていた。セッターのトス・コントロールも、まだ完成の域に達してはいないものの他チームより安定していた。相手攻撃のブロックのあとの、ブロッカー自身によるフォロープレー、ブロック後方のフェイント・カバーなども群を抜いており、安定した試合運びのできるチームとなっている。それが証拠に決勝戦では、久慈が第3セット前半で10点近い差をつけられてほとんど立て直すことができなかったのに対し、宿戸は第2セット後半の8点差を、目安となる「20点までに5点差」まで追いついている。リズムを崩して取られはしたが、勝つための試合運びを心得たバレーをやっている感じがする。当地区では指導の適確さが光るチームとなっている。
 久慈、種市は大型選手を軸に力で圧倒(生徒数の多い学校なので身長のある選手を集めやすい)しようとしたのであろうが、ピリッとしたものがどこか欠けていた。野田は今年は部員が少なく、小粒揃いで攻撃は苦しいようだ。高さがない場合は、全体の動きの機敏さで勝負せざるを得ない。準決勝では出だしは元気なプレーで相手を圧倒したが、中盤から元気を失いそのまま敗北。監督も元気を出させようと声を枯らして励ましたが、選手の足が動くには至らなかったようだ。苦しくなると崩れ、最後に気迫を欠いて敗れるといった、野田特有の試合運びに終ってしまった。「カバーできないミスをするな」というのはチーム・スポーツの常識であるが、野田は苦しくなるとこのカバーできないミスで崩れ、自滅することが多い。
 女子の久慈地区は、種市・宿戸・久慈・野田の4強時代である。しかし、良い先生が転勤でいなくなると途端に弱くなる、と地域の父兄は嘆いている。最近、学校の部活の地域総合型クラブへの移行をにらんで各校に外部コーチが派遣されるようになってきている。宿戸はそれで成功している。地域の実戦経験のある者がコーチに入ることで、その学校は安定した指導が保証される。しかし逆に人を排除する側に働く場合もあり、そういう地区では指導者はなかなか育たない。偏った人材登用は、地区の発展を妨げる病巣となる場合が多い。広く人材を発掘して集め、チャンスを与えて育成するシステムが、地域クラブ化を考えれば絶対必要である。学校との連携も不可欠である。その点で久慈地区は、まだまだ立ち遅れているように感じられる。