会検不当事項(補償)29.12



  平成29年11月、会計検査院は平成28年度決算検査報告を内閣に送付しましたが、その中に補償額算定に関する不当事項として指摘されたものが1件ありました。
  指摘は補助事業によるもので、公共施設の移設補償費算定における減耗分控除にあたって材料費のみを対象としているが、施設の設置費等も含めた復成価格に基づいて算定すべきというもです。
  本文には施設の特殊性や財政上の事情には触れていませんが、基準上の「全部または一部」について追求や記述がほしかったとも思います。
 参考まで本文および関係資料です。
 
1) 本文 通信線路等の移設に係わる補償費の算定が適切でなかったもの
2) 水道管移設補償の減耗分控除
3) 長狭物減耗控除
4) 長狭物の管理区間の捉え方
5) 公共補償減耗分控除にあたって Q&A