紙飛行機のページ
ここには、私が長年かけて独自に設計・開発をしてきた紙飛行機を紹介しています。
最近は紙飛行機と言うと、バルサで作るハンドランチ型の紙飛行機がすっかり主流になってしまいました。記録が伸びるからなのかもしれませんが、何だかバルサ飛行機を真似ただけで夢に乏しいような気がします。また、バレーボールもそうなんですが、そういう今"はやり"の型のものでないと記録に残せないような大会ルールになって行くのでは、という危惧も感じています。紙飛行機は紙飛行機らしく、一直線に飛ばす「一途な」紙飛行機でありたいと思うこの頃です。
30年も前から温めて来たオリジナル紙飛行機、インターネット上への公開は初めてです。これを機に、皆さんが古い?型の紙飛行機にも興味を持っていただければと思います。
2003年 2月16日
序文 | (私がコンピュータを駆使して紙飛行機を世に発表しようと準備を始めた頃に作成した文です。) |
大人だからこそ 紙飛行機を
紙飛行機、と言うと皆さんは、子供達のむじゃきさを思い起こされるかもしれません。しかし、紙飛行機の本当の魅力を引き出せるのは、大人であると私は思っています。なぜならば、大人の手は子供の手よりはるかに器用だからです。きっと実践の中できたえられているからなのでしょう。ですから、大人が本気になって紙飛行機を作って飛ばしたならば、すばらしい「飛行」をしてくれるはずです。まず大人が作って飛ばして、そのすばらしさを子供達に見せてあげて下さい。子供に夢を与えるというのは、そんな事ではないかと私は思うのです。
1985年 2月18日
紙飛行機で遊ぼう! | 遊び方を紹介しています。新たな競技のあり方として、「フライト・オリエンテーリング」(ゴルフかな?)の提案もしています。 |
リンク集 |
各機シートのダウンロード、及び解説
※ | オリジナルはB5版ケント紙用に設計していますが、縮小・拡大は自由にやってけっこうです。 |
※ | 細かい作り方説明は、いっさいありません。少し意地悪ですが、作る人に考えたり工夫しながら作ってもらいたいからです。 |
機体名・完成形 | 型紙 (当ページに表示の色はついていません) |
説明 |
107系 | 非公開 | 1977年頃、F−15に刺激されて設計した機体。107という番号は高校生の頃から自力で開発した紙飛行機の通し番号で、107系に元になった99系は6畳の自分の部屋で三六(360度旋回)をさせる事が目標でした。99系は実現できましたが、107系は力一杯しかも正確な投げ方ができなければ三六自体の実現は不可能となりました。しかし、調整と投げ方によっては30mを一気に駆け抜けることができ、現在も私の屋外競技用の主力機になっています。 室内飛行動画 (S-107K) : wmv(3.79MB) mp4(3.45MB) mpg(6.45MB) 動画は約 30 fps として 45 フレーム、すなわち 1.5 sec で約 20 m を飛行。従って平均速度は 13.3 m/s、48 km/h となる。バレーボール・コートの長辺 18 m を超えてステージの天井近くにぶつかっており、飛行距離は 25 m は確実に超えている。後退角翼機は高速を出そうと小さい迎角で飛行すると横安定が減るため方向安定とのバランスが崩れてスパイラルに入りやすくなるが、S-107 はこの欠点を補う工夫がなされているため高速での安定バランスが非常に良い。 |
N−115C |
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F−16をイメージして設計しました。アメリカも重量級のF−15に対して軽量級のF−16を開発したように、107系の軽量化を狙った機体です。ジェット機タイプの自作機の中では良く飛ぶ方です。 |
N−121B |
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形は全くオリジナルですが、HS.バッカニアにイギリスの飛行機の曲線美を見て、曲線と直線を美しく調和させる事を目標に設計しました。性能的には今一。 |
N−111A |
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デルタ翼です。最も少ない工程で完成できます。 |
N−113A |
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F−104をモデルに作りました。実機同様、飛ばすのに技術を要します。 |
N−116 |
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逆テーパの形を取り入れました。 |
N−117 |
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スウェーデンのサーブ・ビゲンがモデルです。 |
N−122B |
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独自の形です。少し重い飛行機の設計が増えてきたので、軽快に飛ばせる機体を狙いました。性能的には今一。 |
E−123D |
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簡単に作れる事を目標に、その達成手段としてV尾翼にしてみました。性能的には今一。 |
E−125 |
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無尾翼機です。E−123同様、簡単に作れる事を目標とした一つの答です。 |
X−129A | (png-file) |
GEW(地面効果翼機)です。テーブルや床に一度ぶつけるように飛ばすと、安定して地面を這うように飛びます。 |
E−1B |
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最もオーソドックスな形のグライダーです。系列も100番台を超え、アメリカもF(Fighter)No.を1から付け直したように番号をリフレッシュしましたが、結局は100番台の方を積み重ねる結果になってしまいました。 |
G−2 |
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先尾翼機は私の好きな形の一つです。前後を間違わずに飛ばして下さい。E−1より浮きが良く、自慢の一機となっています。先尾翼に興味を持ち始めた頃に設計したもので、大抵改良を重ねないといい飛びをしないのが、この機体は一発で完成しました。原型機で正式採用されたようなものです。 |
X−8A |
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遊び心がいっぱい!。ちゃんと飛びます。安定もいいよ!。 |
G−9B | (png-file) |
双胴型グライダーです。 |
N−124A |
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複葉機に双垂直尾翼という、古いようで斬新なスタイルを追求しました。複葉のわりに良く飛びます。自慢の一機。 |
X−132A |
2枚一組(png-file) |
個人的に関わりのある水族館で折紙”イカひこーき”を作らせていたのに刺激されて、水族館で作る紙飛行機として新たにX−132〜135シリーズの開発を試み、第1作のX−132は折紙イカひこーきに形を似せました。フラフラと安定しない飛び方をしますが、子供達にはかえってその方が面白いのではないでしょうか。(2012年・原型完成) |
X−133 |
2枚一組(png-file) |
X−132〜135シリーズの第2作。X−132の”イカひこーき”と区別して”スルメひこーき”と名付けました。(2012年・原型完成) |
X−134A | 2枚一組(png-file) |
X−132〜135シリーズの第3作。X−135の元となった機体です。(2012年・原型完成) |
X−135C |
2枚一組(png-file) |
X−132〜135シリーズの第4作、”サメひこーき”。以前、鳥人間コンテストに”前垂直”を付けた機体を提示したら「危険だから取り外せ」と来たことがある。残念ながら私は実験で取付け条件と効果を実証済みだったので相手にしなかった(実機には間に合わず取付けなかった)が、検証がなされれば既存の理論を越えた技術は利用されるべきだと考えている。さてこのX−135、鮫の形に作ったものの「水族館に似合ったものを」と考え、多くの魚に付いているもの「背ビレ」を付けてみた。人間の作った飛行機には付いていないけれど、魚には何故付いているのか。自然の生き物の形には無駄は無い。意味があるから付いている。人工の飛行機に付いてないのは、その理由を人間がまだ知らないだけかも知れない。残念なことに、ふざけた形のこのひこーきは実に良く飛び、自慢の一機となった。(2012年・原型完成) |
E−136 |
小学生向け紙飛行機工作教室のために、E−137と共に2日で設計・テスト飛行を完了。 | |
E−137 |
小学生向け紙飛行機工作教室のために、E−136と共に2日で設計・テスト飛行を完了。 |
この他にもありますが、準備でき次第発表します。
紙飛行機工作教室(平成27年1月13日)
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