翼No.W17設計製作記(5) |
page.20-0007 初公開日:2020.05.10. 内容更新日:2020.05.10. レイアウト更新日:2024.10.08. |
目 次
翼No.W17設計製作記(4)
翼No.W17設計製作記(5)
11.リブ構造設計・印刷翼No.W17設計製作記(6)
12.リブ構造設計・印刷(中央セクション部)
11.リブ構造設計・印刷
リブの切り欠き等の設計は桁の位置や断面形状から決定されるものであるが、そこまでは進んだものの、ここで一つ問題が持ち上がった。リブを印刷するソフトで、データを保存できなかったのだ。(正確に言うと、保存はできたが保存したファイルから読み出せなかった。)12.リブ構造設計・印刷(中央セクション部)
このソフトでは、結構複雑なデータ入力を必要とするため、データは再度入力すると間違える可能性がある。そこで、一度入力したデータはファイルに保存しておいた方が便利だし、修正もかけやすい。このバグについては去年から取り組んでいたのだが、なにしろ35年前に開発がスタートしたソフトであり、マシンもOSも開発環境も変わるたびに部分的に手を加えてきたのでプログラムの内容が煩雑になってしまっており、今の開発環境に合った思い切った改造をしなければならなかった。そして、ここ一週間で何とか使える状態に持ってくることができた。
以下、改良した”ラジコン・リブ・プロット” (VB6B84-804Q1) による作業である。
内翼セット
内翼印刷
外翼セット
外翼印刷
この部分は”ラジコン・リブ・プロット” (VB6B84-804Q1) のみでは作業できないので、「8.中央リブ上面ライン決定」の結果を踏まえて”翼型座標増減” (VB6B18-401B) を使用して新たなデータファイルを作り、”ラジコン・リブ・プロット”に受け渡して描き出す。
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翼型座標増減
ポジション 50 のリブは、胴体への取り付け角を決める。この場合の角度は 4.57 度であった。
ポジション 50
ポジション 0
ポジション 50 (取り付け角)
更に”ラジコン・リブ・プロット”による作業ポジション 50 と 0 の高さのズレ(上反角 7 度による)は 0.12 mm であり、上図ポジション 50 のリブにはこれが考慮されていないので上乗せすること。