翼No.W17設計製作記(4)

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初公開日:2020.05.10.
内容更新日:2020.05.10.
レイアウト更新日:2024.10.08.

目 次
翼No.W17設計製作記(3)

翼No.W17設計製作記(4)

10.桁強度設計
翼No.W17設計製作記(5)

10.桁強度設計(再設計)
 スパン2200mmの主翼と胴体No.14を組み合わせた時の尾翼容積を主翼No.5+胴体No.4と比較すると、縦安定、特に方向安定が相当に悪くなる。デコレ共用機胴体は胴体No.4とNo.14の中間くらいであることを考えると、再考せざるを得ない。安定の値を考慮して、スパン2000mmで再設計する。
 なお、桁高は精密測定の結果有効高さは、翼根で23.7mm、翼端で16.5mmであったので、この値を使用することとした。

翼桁荷重分布( VB6B14-C01A1)使用。
機体重量を1.10kg、制限荷重を10倍、安全率を1.5倍(終極荷重を15倍)に設定する。

  機体重量の根拠
    主翼No.5重量=195g
    主翼No.5→主翼No.17のスケール倍率=1.57
      翼型面積:(200/160)=1.25
      スパン:2000/2000=1.0
    従って、主翼No.17の予測重量=195×1.57=306g
    主翼No.5→主翼No.17の重量増加分=306-195=111g
    主翼No.5+胴体No.14(バラスト25g含む)=929gなので、
    主翼No.17+胴体No.14=929+111=1,040g
    余裕を持たせて1,100gとした。



x=500+~1000 / ウェブ 3t バルサ


x=400+~500+ / ウェブ 3t バルサ / ストリンガー 3x3 2本 ヒノキ


x=0+~400+ / ウェブ 3t ヒノキ / ストリンガー 3x3 2本 ヒノキ

ポジョション
(mm)
ウェブ
 
ストリンガー
 
0~ 425 3t ヒノキ 3x3 2本 ヒノキ
425~ 525 3t バルサ 3x3 2本 ヒノキ
525~1000 3t バルサ  
なお、各ブロックの翼根側に3/4程度の余裕を持たせてあるが、これはリブをはめ込むために切り欠きを桁に施すので、その強度低下を見込んだものである。