はじめに
ここに記載する文は、自分自身が基礎から学び直したいという気持ちと、そこから端を
発して、技術を教える場面に遭遇してどう教えようかと思案して作り上げたものです。
私自身、バレーを始めて25年くらいになりますが、始めた頃は運動能力も低くてさほど
相手にされず、強いチームに入って練習するチャンスもほとんどなかったため、市民
体育館などの開放日に足しげく通って常に多くの人のプレーを見て真似て覚えて来ま
した。そのため、自分の技術が偏りがちになっている事は否めないだろうと思っています。
しかし、常に現役でありたいという気持ちから、まだまだ学ばなければならない(頭で
学ぶのではなく、体で訓練して身につけなければならない)と感じており、そのために
このような指導書を作ったのです。指導書といっても自分の訓練の指標として考えたもの
であり、人を指導するために書いた場合でも一般論ではなく、自分自身の経験をもとに
書いているため、それぞれ立派なバレーの道を進まれた方々から見れば偏屈に見える
かもしれません。とは言っても自分の努力で得た宝です、将来ただ紙くず同然に捨て
られてしまうというのであればせめてインターネットに載せて、誰かが必要と感じてくれた
方が良いのではと思い、公開する事にしました。
記事の内容は、作成当時の意図を伝えるために極力原文のままとし、各々の記事の
先頭に公開に当たっての「序文」を配して、記事を書いた経緯や意図、指導を目的とした
場合にはどのような状況下での指導であったかを説明しています。
目次
基礎技術の練習
・ パスの過程
・ アタック・レシーブの練習過程
・ パス動作における構えの姿勢
・ スパイク(個人技)の練習過程
報告
・ 久慈小 練習試合報告