３　家賃減収補償

文は正しいですか

　 家賃減収補償に関し、建物移転補償契約以前であっても種々の事情を考慮し賃借人との補償契約を先行させ移転を完了する場合がある。この場合、新たな賃借人を入居させない事による賃貸人の家賃欠損、欠収という減収が生じるが、３ヶ月を限度として補償する。      　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
説明

・ 土地と建物の所有者が異なる場合や土地の所有権と所有権以外の権利者が存在する場合、補償契約はそれぞれの権利者と締結することとなりますが、片方に何かがあると土地の引き渡しを受けられないと云った問題点がありますので、契約は同時に一括して行うのが基本とされています。

・同様に家主と借家人、借間人との関係にも云えますが、沢山入居者のいるアパートなんかでは一時にハイ移転というわけにはいきません。条件に合致した転居先があり先着でと云うこともあります。

・この時点は同時並行的に用地交渉に入っていますから、相互の関係を充分把握し起業者が判断することになりますが、当然退去した後には新たな入居者を入れないという家主の確約書を取ります。

・この空室となる補償期間ですが、計画的良識の範囲ですが３ヶ月ではありません。細則では相当と認められる期間と云っています・
 
x参考　借家（間）人補償における考察（国交省ＨＰから）