フライトシミュレータ・世界一周旅行 (1) |
page.08-0006 内容更新日:2014.09.20. レイアウト更新日:2024.10.08. Index へ 次ページへ |
No. | 日付 | 使用機体 | 発着地 | 動画 (wmv) |
日記メモ |
St. | 08.06.16. |
三菱 A6M2 零戦 離陸距離 198 m 着陸速度 64 kt 巡航速度 180 kt 巡航高度 m |
利尻−礼文 滑走路 利尻(RJER) 方位: 7/25 長さ: 1800 m 高度: 30 m 路面: アスファルト 礼文(RJCR) 方位: 14/32 長さ: 800 m 高度: 27 m 路面: アスファルト 画像 経路図 出発! 利尻山と礼文島 |
1:3.40MB 2:4.75MB 3:4.11MB |
別に誰に見送られることもなく、まずはともかく出発。自分は零戦崇拝者ではないが、礼文の滑走路が短いことから滑走距離の短い零戦を選択。離陸して利尻島を一周してみたが、え???、鴛泊の街はどこ? 姫沼は? あれ?! 利尻の山はこんなになだらかじゃあないぞ! … 所詮はデータ、実物とは程遠いのです。FS2004を使い始めてその事は分かっていたけれど、改めてがっかり。まあ、あまり低く飛ばずに高い所からの眺めを楽しむしかないねえ。礼文上空で礼文に降りるか迷ったあげく、宙返りやらインメルマンターン等で遊んでいたら高度が下がったのでむりくり着陸を強行。零戦はハンドルが効き過ぎて、地上滑走が難しい。着陸もフラフラで満足できず、さっそくビールが1本ついてしまった。 |
2 | 08.06.16. |
中島 キ84 疾風 離陸距離 m 着陸速度 75 kt 巡航速度 205 kt 巡航高度 m |
礼文−Khomutovo(サハリン) 滑走路 Khomutovo(UHSS) 方位: 1/19 長さ: 3340 m 高度: 18 m 路面: コンクリート 画像 経路図 ?島上空 |
1:2.19MB |
そのまま稚内に行くよりも、すぐそこに見えるサハリンに寄ってみたくなった。幸いユジノサハリンスクには長い滑走路がある。最近慣れ親しんでいるキ84ならば礼文離陸はぎりぎりできると見て使うことにしたが、離陸でフラついて滑走路を外してしまい、早くもビールは2本目となってしまった。礼文島上空から北の方向に小さな島が見える。世界地図を見ても載っていないこの島を迂回して、ユジノサハリンスクへ向かう。本当かどうかは分からないが、ちゃんと道路が走っていて人の生活があるようだ。 |
3 | 08.06.16. |
Lokheed P-38F 離陸距離 m 着陸速度 74 kt (P-38D) 巡航速度 261 kt (P-38D) 巡航高度 m |
Khomutovo(サハリン)−稚内 滑走路 稚内(RJCW) 方位: 8/26 長さ: 2000 m 高度: 8 m 路面: アスファルト 画像 経路図 サハリン上空から稚内と利尻山を望む |
3:1.50MB |
実は2回も着陸に失敗。ビールも4本になると、金欠病者には苦しい。正にペナルティなのである。失敗の原因はやはり地上滑走。P−38で滑走の失敗はほとんどなかったんだけどな。地上ハンドルと連動するラダーが効き過ぎと見てラダーの感度を下げる。ようやく着陸に成功。ユジノサハリンスクを離陸してすぐ、稚内を探すと利尻山が見えた。サハリン南端に住む人達は、利尻の山を見ながら暮らしているに違いない。昔原チャリで訪れた宗谷岬の日本最北端の記念碑の上空を飛んでみたけれど、細かい地形が全くあいまいなので何処だか全然分からなかった。 |
4 | 08.06.16. |
BAe RJ85 離陸距離 m 着陸速度 kt 巡航速度 kt 巡航高度 m |
稚内−紋別 滑走路 紋別(RJEB) 方位: 14/32 長さ: 2000 m 高度: 18 m 路面: アスファルト 画像 経路図 猿払原野上空にて |
5:1.96MB |
紋別まで距離があるのと離陸の滑走路が短いので、ジェットで離陸滑走距離が短い機種を探した。確かこれはいい角度で上昇していたような記憶で選んでみたが、さほど急上昇はできなかった。間違えたかな。ジェットはレシプロ単発みたいに離陸で機首が振られることがなく、真直ぐ滑走できるのでラク。それにしても零戦は随分振られたけど、実機もそうなのだろうか。紋別空港は何度か立ち寄ったことがある。YS−11が引退してジェット化のため滑走路を長くしたと聞いたが、その改修のせいだろうか、ターミナルビルが滑走路の反対側になっていた。ホントかな? |
5 | 08.06.16. |
Boeing 737-400 離陸必要 滑走路長 2316 m 着陸速度 kt 巡航速度 477 kt 巡航高度 m |
紋別−女満別 滑走路 女満別(RJCM) 方位: 18/36 長さ: 2500 m 高度: 33 m 路面: アスファルト 画像 経路図 サロマ湖 |
3:3.50MB 4:4.21MB |
紋別も女満別もジェットは入っていることが分かっていたので、737を選択。でも737にしては距離が近過ぎた。ジェットはなるべく高い所を高速で飛ばした方が費用効率がいいんだよね。高度を取れないうちに降下になってしまった。FS2004は着陸時に一番見たい高度と速度を簡易表示してくれないので、計器板を表示させて隅に寄せて使うことにした。網走は住んでいたので、空港が何処にあるか上空から探し回らなくても遠くからでも真直ぐ滑走路に進入できる。ライン・パイロットが経験のない航路に着任する時、必ず「慣熟飛行」をする意味が分かった。後で調べたら紋別は離陸に必要な滑走路長が足りなくて、本当は使っちゃいけない機種だった? でもANKはYS−11の後に使ってたんじゃなかったかな。 |
6 | 08.06.18. |
Bleriot XI 離陸距離 m 着陸速度 kt 巡航速度 kt 巡航高度 m |
女満別−原生花園 滑走路 原生花園(国道) 方位: -/- 長さ: - m 高度: ? m 路面: アスファルト 画像 経路図 天都山上空 |
3:1.16MB |
もともと飛行機と言えば第2次大戦機派であったが、イギリスの空のスポーツの話等を聞いているうちにタイガー・モスやドラゴン・ラピードのような機体に興味を持ち始めた。どこかでブレリオ機が飛行している映像を見て、ああいう機体で一生懸命空を飛びたいと思うようになった。そのブレリオが手に入ったのでさっそく飛行に挑戦してみたのだが、離陸もエンジンが頑張って頑張ってようやく上がっている感じで本当に丁寧に飛ばさないと思ったように飛行できません。この時代の人達が、空を飛ぶという事がどんなに大切に思っていたかが分かるような気がします。 フライトは思い出の天都山頂上を過ぎ、左の網走市街に旋回すると監獄博物館があるはずなんだけど、あの赤い建物がそうかな?レンガ造りのはずだから。そのあと市内駒場上空を飛んで、涛沸湖岸の牧場でしばらく道産馬扱いをしてたんだよなあ。涛沸湖とオホーツク海の間は本当はシミュレータ画像のようになだらかではなく、ハマナスや小潅木の茂みになっていてとても離着陸できる所ではない。でもブレリオではどこの空港にも届かないので、観光地・原生花園の下の国道に降ろさせてもらうことにした。 |
7 | 08.06.18. |
Dassault Rafale 離陸距離 400 m 進入速度 120 kt 巡航速度 kt 巡航高度 m |
原生花園−(知床)−国後 滑走路 国後(-) 方位: -/- 長さ: - m 高度: ? m 路面: 草地 画像 経路図 知床半島 5万フィートから見る国後・知床 |
2:4.30MB 3:4.14MB |
原生花園の国道を短距離滑走で離陸して、知床岬を迂回して国後島を回ってとなると相当スピードを出さなくてはいけない。最新の軍用戦闘機が必要になる。ラファールは好きなカタチの一つなので選んでみたが、FS2004用に機体ではないのかアフターバーナーがたきっぱなしになってるし脚も見えない。でもちゃんと脚はでているらしく、アフターバーナーもOFFのようなので差し支えなし。フラップもスポイラも、見えないけれどちゃんと効いてるから大丈夫。 知床半島を一気に駆け抜ける。半島の半分から先は一般人は立ち入り禁止になっているが、猟師の番屋がところどころにあって人の生活の匂いはある。岬の先端は段丘になっていて、もともとアイヌの人達もそこで暮らしていた。自然がたっぷりあった時代には人々が普通に暮らしていた知床が国立公園になり世界遺産になったということは、世界の自然がそれだけ失われているという証拠なのかもしれない。 国後・択捉はシミュレータ上で何度か飛行してみたけれど、第一印象、「大きい」。国後縦断に比べれば、網走から知床はすぐそこみたいなものだ。択捉島は、もっと長い。本来は領空侵犯なのであるがそこは目をつぶってもらって、国後島上空で高高度に挑戦。5万フィートの高さから下界を眺めてみた。 |
8 | 08.06.18. |
Fiat G.55 離陸距離 m 着陸速度 kt 巡航速度 kt 巡航高度 m |
国後−中標津 滑走路 中標津(RJCN) 方位: 8/26 長さ: 2000 m 高度: 65 m 路面: アスファルト 画像 経路図 国後南端から野付半島を見る トドワラ上空 |
1:1.93MB 2:1.87MB 3:2.63MB 5:2.59MB |
Fiat G.55 は、導入してすぐ「慣熟飛行」を行なっていた。その時はさほど感じなかったが、いざ本番で使ってみるとパワーを上げた時の機首の振られが激しく、あれよあれよと言っている間に浮き上がりもせずに左側の海に突っ込んでしまった。振られてしまってからラダーを切っても全然効かない。2度の失敗でようやくその事が分かってきて、3度目はパワーを上げると同時に思い切りラダーを切ってようやく離陸に成功。またビールを2本追加してしまった。こんな事を続けていてはビール代で倒されてしまう。改めて慣熟飛行の重要性を実感する。今日は3フライトを一気に実施したが、その余裕があるなら本番1フライトに対して慣熟飛行を2回行なうようにしよう。 昔、野付半島を歩いて先端のトドワラまで歩いたことがあった。当時はまだ国鉄が中標津まで通っていて、駅に着いたらトドワラ行きのバスが出てしまっていたので、確か2時間くらいで歩けば帰りのバスに間に合うと歩き始めたのだった。春早くだったので、澄み切った青い空と海の向こうにまるですぐそこにあるような国後島との間を、真っ白い流氷のかけらが滑るように流れていたのを今でも鮮明に覚えている。…それを見たくて砂洲の上を飛んでみたが、小さい戦闘機を横から眺めながらの飛行は難しく姿勢がさっぱり安定しない。景色を眺めるどころではなかった。大型の旅客機を使ったほうが良かったと反省。 |
9 | 08.06.22. |
Boeing YC-14 離陸距離 m 着陸速度 kt 巡航速度 390 kt 巡航高度 m |
中標津−(野付半島)−水晶島 滑走路 水晶島(-) 方位: -/- 長さ: - m 高度: ? m 路面: 草地 画像 経路図 野付半島の低空飛行 色丹上空から歯舞諸島を眺める |
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前回の失敗をカバーしたくて、再度野付半島の低空飛行に挑戦。機種は中標津の滑走路は2000mしかないことから、Boeing 737はあきらめて導入したばかりのBoeing YC−14を使うことにした。導入してすぐテストで飛ばしてみたが、YC−14ならば離陸滑走は短くて済みそうだし、野付半島からちょいと足を伸ばして歯舞・色丹を迂回しても30分くらいで釧路空港に届くと思ったからだ。Fokker F.27も導入していたが、テストしてみたところターボプロップというのはスロットルの反応がレシプロやジェットと比較して非常に遅く、低空でパワーが足りない!という時に間に合わない危険性がある。ツポレフ Tu−114のテストでは着陸でスロットルを最低にしてもなかなかエンジンの回転が下がらず、はるかにオーバーランしてしまった。ターボプロップはもっと慣れてから使うことにする。 野付半島の低空遊覧は、安定して飛行することができた。ところが色丹島を回ったら根室に届かないうちに30分の時間制限が来てしまい、急遽水晶島に着陸することにした。水晶島上空を旋回しながら着陸できそうな場所を探し、草地?に着陸。畑を耕している人にゴメンナサイ! |
10 | 08.06.22. |
Boeing YC-14 離陸距離 m 着陸速度 kt 巡航速度 390 kt 巡航高度 m |
水晶島−釧路 滑走路 釧路(RJCK) 方位: 17/35 長さ: 2500 m 高度: 95 m 路面: アスファルト 画像 経路図 根室半島上空を飛ぶ |
2:1.95MB |
前のフライトは臨時の着陸だったので、目的地の釧路まで同じ機種のBoeing YC−14を使った。滑走距離ギリギリで離陸に成功。丁度30年前HONDA・DAX号で訪ずれた根室半島や、旅人宿・きりたっぷ里のある霧多布の上空を通って釧路空港へ。着陸は滑走路直前でスピードが速すぎて浮き上がってしまい、あわててスポイラで高度を落としたので少々乱暴な着地になってしまった。でもまあ、許容範囲内かな?。やっぱり速度と高度の簡易表示が欲しい!。水晶島から釧路まで、真直ぐ飛んで30分かかるとは思わなかった。中標津から色丹経由で釧路まで30分で飛ぼうなど、無謀な計画だったと反省。もう少し地図を見て計画しなければ。 |
11 | 08.06.25. |
North American XB-70 Valkyrie 離陸距離 m 着陸速度 kt 巡航速度 kt 巡航高度 m |
釧路−三沢 滑走路 三沢(RJSM) 方位: 10/28 長さ: 3040 m 高度: 36 m 路面: アスファルト 画像 経路図 あっという間にこの高さ マッハ2で襟裳岬を旋回 進入をやり直し |
2:4.06MB |
XB−70は導入してすぐテストフライを実施したが、1回目は釧路を離陸して釧路に降りるつもりで旋回したらオーバースピードからあっという間に失速、きりもみ状態に陥って回復に手間取り立ち直ったら方向を見失い再び失速。2回目も失速きりもみで方向を見失い、陸地を見つけて近寄ってみたら三沢だったので何とか降ろす。どうも、簡単にマッハ3高度5万フィートに達する機体では、高高度高速で無理な旋回は禁物のようである。迎え角や速度の許容範囲がかなり狭い感じがする。空港への侵入旋回は、フラップを下ろして速度を下げて行なわなければならない事が分かった。スロットルも、進入時はレシプロでは5〜8割、ジェトでも3〜4割くらいだが、XB−70では1割もあれば充分でそれ以上ではスピードが出過ぎてとても着陸どころではない。3割まで上げるとアフターバーナーが火を噴いてしまう。マッハ3を出すようなエンジンはパワーが違う!。その後釧路での着陸訓練を10回近く行なって、本フライトに臨んだ。釧路空港への着陸は、滑走路2500mで何とか降ろせたが、三沢は3000mあるので大丈夫だろう。 いよいよ釧路を離陸。パワーを絞ってもわずか2分でマッハ2.5、高度3万フィート。そのまま記録に挑戦してもよかったが三沢を飛び越えてしまいそうだったので今回はあきらめ、目的地へ向かって静かに静かに旋回をする。ようやく陸地が見えてきて下北半島であることを確認。着陸態勢に入ったが近寄ってみると滑走路の向きが違う。フラップを下げて旋回をするが高度が高すぎ、180度旋回して進入をやり直す。進入速度も速い機体なので、相当遠くから滑走路に真直ぐ入って来ないと着陸できない。慣熟飛行で進入時200ノット前後、接地時150ノット以下と見たので、何度もコクピット・ビューに切り替えて速度を確認しながら着陸に成功。ホっとしたところで、景色を眺める余裕が全然なかった事に気付いた。 飛行時間:29分 |
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