翼No.W17設計製作記(2) |
page.20-0004 初公開日:2020.04.28. 内容更新日:2020.04.28. レイアウト更新日:2024.10.08. |
目 次
翼No.W17設計製作記(1)
翼No.W17設計製作記(2)
6.翼型の改造翼No.W17設計製作記(3)
6.翼型の改造
B.D. FH-7(B.2)より後縁厚を0としたB.D. FH-7 TE0を作り、翼端翼型B.D. FH-7t2 TE0を作る。後縁厚は、リブ設計の段階でつける。
B.D. FH-7(B.2)座標:
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B.D. FH-7 TE0への改造:
x=60%を基点としてx=100%で後縁厚になるような2次曲線を考え、これを増減量として加えることで後縁厚を調整する。この方法は、リブ設計ソフトでも用いられており、リブ設計を行なう時に同じ条件を指定すれば元のB.D. FH-7(B.2)が得られる。
x=60%を基点とするために
x’=x-0.6
増減の方程式を
y =Ax’2+Bx+C
y’=2Ax’+B
とすると、A、B、Cを求めるための条件は
x’=0の時
y =0 → C=0
y’=0 → B=0
x’=0.4の時
y =-0.0060
y=A×(0.4)2=-0.0060
∴ A=-0.0375
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B.D. FH-7t2を作る:
まず、x=75%をx=100%に変換する。そのために、x=75%付近のプロット座標からx=75%位置のyuを求める。
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変換したxとFH-7t2 TE0作成に必要なyの値、作成されたyの値は
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フリーハンドによる下面ラインの描き出しと座標値の読み取り
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曲率半径算出ソフト(VB6B18-303H.exe)による検討
修正・曲率半径の再検討・座標値の決定
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プランク厚(1mm)を考慮した場合の翼根と翼端リブの重ね合わせ