フライトシミュレータ・世界一周旅行 (6)

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内容更新日:2014.09.21.
レイアウト更新日:2024.10.08.

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No. 日付 使用機体 発着地/画像・動画 (wmv)
日記メモ
65 09.04.21.
DeHavilland DH-108 Swallow

 全幅: 26 ft 10 in (8.17 m)
 全長: 39 ft 0 in (11.89 m)
 全高: 14 ft 0 in (4.27 m)
 主翼面積: 327.86 sq ft (30.47 sq m)
 重量: 8,940 lb (4,064 kg)
 エンジン: DeHavilland Goblin-4 turbojet
        3,738 lb × 1
 最大速度: 580 kn (?) (1,090 km/h)
 航続距離: 634 nm (1,175 km)
 運用高度: 35,425 ft (10,800 m)
 翼面荷重: 27 lb/sq ft (133 kg/sq m)
 推力重量比: 0.42
 データ出所: FS2004 Add Aircraft

>実施データ
 離陸速度: 240 kt
 巡航高度: 27,500〜28,900 ft
 巡航速度: 460 kt
 最大高度: 28,970 ft
 最大速度: 520 kt at 11,500 ft (降下時)
 進入速度: 350 kt
 接地速度: 300 kt
 飛行時間: 28 分
出発地
  緯度: N76°58.14′ 経度: E142°27.80′
  高度: 1 m 路面: 雪原
  離陸方角: (出発)140
到着地
  緯度: N72°50.99′ 経度: E141°11.15′
  高度: 3 m 路面: 雪原
  着陸方角: (停止)007

画像
 経路図
 コチェリヌイ島の大きな湾。
 大陸本土の岬に降りることにする。
 止まってみれば崖っぷち

動画 (wmv)
 
 ビデオキャプチャの音声ラインをつなぎ間違えて、”音無し”になってしまった。やり直す余裕もないので、フライトした事にする。
 ここのところフライトに当てる時間的余裕がなく、のんびり寄り道せずに大陸本土まで一気に飛ぶことにした。この機体での離着陸訓練はほとんどやってなかったので、異常に高い離着陸速度になってしまい、着陸では危うく川に転げ落ちるところだった。
66 09.04.30.
富士重工 T-1

 全幅: (12.12 m)
 全長: (10.5 m)
 全高: (4.08 m)
 主翼面積: (22.22 sq m)
 主翼アスペクト比: 4.96
 最大重量: (4,355 kg)
 エンジン: 石川島 J3-IHI-7B turbojet
        1,400 kg × 1
 最大速度: 455 kt
 運用高度: 45,500 ft
 離陸距離: 3,400 ft
 着陸距離: 3,600 ft
 データ出所: FS2004 Add Aircraft

>実施データ
 離陸速度: 180 kt
 巡航高度: 24,400〜24,800 ft
 巡航速度: 370 kt
 最大高度: 24,800 ft
 最大速度: 380 kt at 23,100 ft (上昇)
 進入速度: 190〜200 kt
 接地速度: 170 kt
 飛行時間: 25 分
出発地
  緯度: N72°50.99′ 経度: E141°11.15′
  高度: 3 m 路面: 雪原
  離陸方角: (出発)300
到着地
  緯度: N71°58.56′ 経度: E149°58.25′
  高度: 18 m 路面: 雪原
  着陸方角: (停止)182

画像
 経路図
 日本の「世界地図」には載ってない、大きな湾。

動画 (wmv)
 
 富士T−1は、適度に丸みがあって可愛い機体なのである。最近の”国産”軍用機はやたら外国機にそっくりな機体が多いのだが、この機体は独自のスタイルをしている。シンプルなのもなかなか良い。近頃は何もかも贅沢になって、こういうシンプルなモノが少なくなった。形も日本人好みではないだろうか。性能は今一でも、庶民に愛されるスタイルを持つ事はヒコーキの要素の一つと言えるだろう。
67 09.04.30.
Ilyushin Il-28

 全幅: (21.45 m)
 全長: (17.65 m)
 最大重量: (23,200 kg)
 エンジン: Klimov VK-1 turbojet × 2
 最大速度: Mach 0.78 (900 km/h)
 離陸速度: (250 km/h)
 着陸速度: (220 km/h)
 航続距離: (1,450 km)
 データ出所: FS2004 Add Aircraft

>実施データ
 離陸速度: ? kt
 巡航高度: 10,000〜15,900 ft
 巡航速度: 280〜300 kt
 最大高度: 15,900 ft
 最大速度: 306 kt at 13,600 ft (上昇)
 進入速度: 160〜200 kt
 接地速度: 160 kt
 飛行時間: 27 分
出発地
  緯度: N71°58.56′ 経度: E149°58.25′
  高度: 19 m 路面: 雪原
  離陸方角: (出発)182
到着地
  緯度: N71°03.16′ 経度: E155°42.30′
  高度: 20 m 路面: 雪原
  着陸方角: (停止)108

画像
 経路図
 *
 *

動画 (wmv)
 1:3.40MB:離陸
 2:2.08MB:巡航
 Il−28(ビーグル)は昔、タミヤの1/100プラモを作ったことがある。ジェット軍用機と言えば後退翼が常識の中で、直線翼のシンプルなイメージが印象に残る機体。離陸用にロケットモーターがついているが、メインエンジンをアイドルでロケットモーターのみだとほとんど加速しないので、極端に大きな効果はないようだ。なお離陸速度が不明なのは、途中シーナリーの区画を跨いだのでフライト記録に残らなかったため。
68 09.05.01.
Hawker Hunter T.7

 全幅: 33.7 ft
 全長: 48.9 ft
 最大離陸重量: 17,200 lb
 エンジン: 8,000 lb dry
 最大速度: 690 mph at 36,000 ft
 失速速度: 216 mph
 上昇率: 48,000 fpm
 データ出所: FS2004 Add Aircraft

>実施データ
 離陸速度: 110 kt
 巡航高度: 21,000〜21,500 ft
 巡航速度: 285 kt
 最大高度: 21,630 ft
 最大速度: 325 kt at 17,130 ft (降下)
 進入速度: 180〜200 kt
 接地速度: 145 kt
 飛行時間: 25 分
出発地
  緯度: N71°03.16′ 経度: E155°42.30′
  高度: 20 m 路面: 雪原
  離陸方角: (出発)108
到着地
  緯度: N69°39.02′ 経度: E160°31.94′
  高度: 3 m 路面: 雪原
  着陸方角: (停止)124

画像
 経路図
 *

動画 (wmv)
 3:3.92MB:降下
 ドン着でビール1本。飲めるのは結構だが失敗は悔しい。小型の軍用ジェット機はやっぱり、訓練を充分にやらんといかんな。ところで、「極旨」は最近売ってないんだよなあ。
69 09.05.03.


Bristol Britannia 102

 全幅: 142 ft 3(?) in
 全長: 114 ft
 全高: 37 ft 4(?) in
 エンジン: Bristol Proteus 705 3,900 eshp × 4
 最大離陸重量: 155,000 lb
 最大着陸重量: 125,000 lb
 最大ペイロード: 25,500 lb
 運用高度: 24,000 ft (7,300 m)
 巡航速度: 290〜295 kt
 データ出所: FS2004 Add Aircraft

 全幅: 142 ft 3 in (43.6 m)
 全長: 124 ft 3 in (37.9 m)
 全高: 37 ft 6 in (11.4 m)
 自重: 82,500 lb (37,400 kg)
 最大離陸重量: 185,000 lb (84,000 kg)
 エンジン: Bristol Proteus 765 turboprop
          4,440 hp (ehp or shp) × 4
 最大速度: 345 kt (639 km/h)
 巡航速度: 310 kt (575 km/h)
 運用高度: 24,000 ft (7,300 m)
 航続距離: 3,710 nm ((6,870 km)
 上昇率: 2,220 ft/min (11.3 m/s)
 データ出所: Web Site - Wikipedia

[ Britannia 各型 ]
 100 シリーズ - 90人乗り。旅客型。
  101 - 原型。2機製造。
    エンジンは Proteus 625、 Proteus 705 に換装。
  102 - BOAC向け。15機製造。
    全長: 114 ft
    全高: 36 ft 8 in
    全幅: 142 ft 3 in
    自重: 88,000 lb
    全備重量: 155,000 lb
    航続距離: 3,450 miles
    エンジン: Bristol Proteus 705
 200 シリーズ - 貨物型。計画のみ。
    全長: 124 ft
 250 シリーズ - 旅客・貨物混用型。
  252 - 英国空軍向け。C Mark 2。3機製造。
  253 - 英国空軍向け。C Mark 1。22機製造。
    全長: 124 ft 3 in
    全高: 37 ft 6 in
    全幅: 142 ft 3 in
    自重: 252型 = 90,500 lb / 253型 = 90,600 lb
    全備重量: 185,000 lb
    航続距離: 2,268 miles
 300 シリーズ - 139人乗り。旅客型。
  301 - 原型。1機製造。
  302 - 2機製造。
    全長: 124 ft 3 in
    全高: 37 ft 6 in
    全幅: 142 ft 3 in
    自重: 92,500 lb
    全備重量: 185,000 lb
    航続距離: 3,496 miles
 305 シリーズ - 300 シリーズの燃料容量増加型。
  306 - 1機製造。
  307 - 2機製造。
  307F - 307型を貨物型に改造。
  308 - 2機製造。
  308F - 308型を貨物型に改造。
  309 - 1機製造。
    全長: 124 ft 3 in
    全高: 37 ft 6 in
    全幅: 142 ft 3 in
    自重: 90,000 lb
    全備重量: 185,000 lb
    航続距離: 4,268 miles
 310 シリーズ -
  311 - 原型。1機製造。
  312 - BOAC向け。19機製造。
  312F - 312型を貨物型に5機改造。
  313 - 4機製造。
  314 - 6機製造。
  317 - 2機製造。
  318 - 4機製造。
    全長: 124 ft 3 in
    全高: 37 ft 6 in
    全幅: 142 ft 3 in
    自重: 82,500 lb
    全備重量: 185,000 lb
    航続距離: 4,268 miles
 320 シリーズ -
  324 - 2機製造。
    全長: 124 ft 3 in
    全高: 37 ft 6 in
    全幅: 142 ft 3 in
    自重: 86,400 lb
    全備重量: 185,000 lb
    航続距離: 4,268 miles
 データ出所:
   Web Site - Britannia Aircraft Preservation Trust

>実施データ
 離陸速度: 145 kt
 巡航高度: 13,300〜14,800 ft
 巡航速度: 215〜220 kt
 最大高度: 14,900 ft
 最大速度: 316 kt at 9,860 ft (降下)
 進入速度: 140〜150 kt
 接地速度: 100 kt
 飛行時間: 29 分
出発地
  緯度: N69°39.02′ 経度: E160°31.94′
  高度: 2 m 路面: 雪原
  離陸方角: (出発)124
到着地
  緯度: N69°41.10′ 経度: E164°13.40′
  高度: 4 m 路面: 雪原
  着陸方角: (停止)169

画像
 経路図
 *
 たま〜に起伏があると、こういう事もしたくなる。

動画 (wmv)
 2:3.66MB:巡航
 4:4.25MB:進入・着陸
 とうとう見つけた!! 随分探し回ったけれど、FS−5x用しかなくてず〜っと発表されるのを待っていたのだ。Bristol Britanniaは幼い頃、叔父がプラモデルを買ってくれてよく遊んだのをはっきり覚えている。上品なスタイル、大きな機体(たまたまプラモ自体が大きかっただけ?)、白いプラスチックに塗装もせずにデカールを貼っただけだったと思うが、その記憶があってか今でもお気に入りの機体の一つなのである。Britaniaが見つからなくて代わりに似た形のIlyushin Il−18を探し回って導入したのだが、エンジン・スタートが難しくスタイルもBritanniaには及ばない感じがして、なかなか使う気になれないでいたのだ。富士T−1、Hawker Hunter T.と小型軍用ジェットが続いていたのでその勢いでシベリアを乗り切ろうと次はP−80(T−33)を予定していたのだが、どうしても使いたくなってしまった。
 このBritanniaファイル、[Ctrl]+[E] でエンジン始動後そのまま飛ばしていると、フラップもギアも動かなくなってしまう。故障の設定を見ると、電気系統が故障になっていてクリアしても直らない。ギアは [Ctrl]+[G] で手動で降ろせるが上げ操作はできず、フラップは全く動かせない。それでも使いたくてあちこちいじくり回したら、エンジン始動後に電気系統パネルで第1〜4エンジンのうち1つのイグニッションスイッチをONにしておくと回避できる事が分かった。
 離陸は思いのほか長く走らねばならないようだ。ターボプロップ機としても初期の頃の機体だから、パワーが小さいのだろう。着陸はとてもスムーズにいった。リバースが効くので、着陸滑走は短くてすんだ。
 フライト終了後、次のフライトでPevekまで、Britanniaで30分で行けるかどうか試験フライトを行なった。世界地図やシミュレータのマップでは、特に高緯度での距離感が掴めないからだ。今回のフライトではパワーは75〜80%だったが、今回より距離がありそうなので85%に上げても35〜40分かかった。BritaniaはFS−X用のも入手しているので、もっと暖かい地方へ行ってから景色のリアルなFS−Xで楽しむことにして、次回はP−80で飛ぶことにしよう。
70 09.05.08.
Lockheed P-80B Shooting Star

 自重: 14,500 lb
 エンジン: Allison J-33-A-11 4,000 lb × 1
 最大速度: 558 mph
 データ出所: FS2004 Add Aircraft

>実施データ
 離陸速度: 170 kt
 巡航高度: 8,000〜14,000 ft
 巡航速度: 300〜430 kt
 最大高度: 14,180 ft
 最大速度: 451 kt at 9,100 ft
 進入速度: 150〜180 kt
 接地速度: 130 kt
 飛行時間: 25 分
出発地
  緯度: N69°41.75′ 経度: E164°12.80′
  高度: 2 m 路面: 雪原
  離陸方角: (出発)160
到着地滑走路
 ペヴェク Pevek(UHMP)
  緯度: N69°47.00′ 経度: E170°35.70′
  高度: 3 m
  方位: 17/35 長さ: 2,475 m 路面: コンクリート
 停止位置
  緯度: N69°47.01′ 経度: E170°35.62′
  高度: 5 m 停止方角: 345

画像
 経路図
 *
 Pevek近くの半島。

動画 (wmv)
 
 Lockheed T−33 は、世界で最も有名なジェット練習機の一つ。P−80はその元の形である。今日はこの機体を使用する。離陸方向に川があったので滑走距離が長いのが気になったが、フラップを2段下げてのり切った。ところがフラップ上げで、全上げと1段上げのボタンを押し間違えたらしい。目的地に接近して降下を始めようとして、フラップが1段下がったままになっていることに気がついた。まあ、運用に支障が出るほどのミスではないが…。なお、途中、シーナリーの境界をまたぐ事が分かっていたので、後で離陸速度を知るためにフライトビデオを使った。そのついでに、ビデオの再生で静止画像をキャプチャした。
71 09.05.08.
Yakovlev Yak-130

 最大速度: 700 kt
 巡航速度: Mach 0.88
 最大運用高度: 45,000 ft
 航続距離: (2,590 km)
 データ出所: FS2004 Add Aircraft

>実施データ
 離陸速度: 165 kt
 巡航高度: 20,000 ft (AP=高度維持のみ)
 巡航速度: 440 kt
 最大高度: 20,950 ft
 最大速度: 442 kt at 20,000 ft (降下)
 進入速度: 130〜160 kt
 接地速度: 105 kt
 飛行時間: 18 分
出発地
 ペヴェク Pevek(UHMP)
 出発位置
  緯度: N69°46.33′ 経度: E170°36.08′
  高度: 5 m 離陸方角: (出発) 346
到着地
  緯度: N69°52.10′ 経度: E176°06.10′
  高度: 2 m 路面: 雪原
  着陸方角: (停止)139

画像
 経路図
 *

動画 (wmv)
 2:4.02MB:巡航
 現在インストール済みのジェット練習機をリストアップしてみた。Aermacchi MB−326 Impala/MB−339A/M−346、Alphajet、DeHavilland Vampire、Northrop F−5(T−38)、Yakovlev Yak−130である。M−346もかわいいが、今回はYak−130を使うことにした。P−80より操縦がし易く、着陸も楽だった。エンジンのパワーがあるので、離陸の加速も上昇もP−80とは比較にならない。さすが新鋭機。
72 09.05.12.
Aermacchi M-346

 エンジン: RD-35 turbofan
 最大速度: 538 kt
 運用高度: 41,000 ft
 データ出所: FS2004 Add Aircraft

>実施データ
 離陸速度: 140 kt
 巡航高度: 20,000 ft ((AP: Alt, Wing level)
 巡航速度: 421 kt
 最大高度: 20,000 ft
 最大速度: 421 kt at 20,000 ft (巡航)
 進入速度: 120〜160 kt
 接地速度: 110 kt
 飛行時間: 23 分
出発地
  緯度: N69°52.10′ 経度: E176°06.10′
  高度: 2 m 路面: 雪原
  離陸方角: (出発)139
到着地
  緯度: N68°15.91′ 経度: W177°43.85′
  高度: 12 m 路面: 雪原
  着陸方角: (停止)076

画像
 経路図
 この辺は砂洲が多い。
 これも砂洲。

動画 (wmv)
 
 沖に浮かぶウランゲリ島は、世界自然遺産に登録されているようだ。どんな所か事前フライトで島を一周してみたが、特に何か変わった物が見えるわけではないようなので、寄らずに先を急ぐことにした。
 西経の領域に入った。シーナリーの切れ目があったが、おそらく東経と西経の境だろう。あと3〜4フライトでシベリアともおさらばだ。
73 09.05.14.
Hawker Siddeley Buccaneer S.2B

 全幅: 44 ft 0 in (13.41 m)
 全長: 63 ft 5 in (19.33 m)
 全高: 16 ft 3 in (4.59 m)
 主翼アスペクト比: 3.55
 主翼面積: 514.70 sq ft (47.85 sq m)
 標準離陸重量: 46,000〜56,000 lb (20,865〜25,400 kg)
 最大離陸重量: 62,000 lb (28,123 kg)
 標準着陸重量: 35,000 lb (15,876 kg)
 エンジン: Rolls-Royce RB.168-1A Spey 101 turbofan
        11,100 lb (5,035 kg) st × 2
 最大設計水平速度 at 200 ft (61 m): 560 kt (1,038 km/h)
 離陸滑走距離 at SL, 56,000 lb: 3,800 ft (1,160 m)
 着陸滑走距離 at SL, 35,000 lb: 3,150 ft (960 m)
 標準行動半径: 2,000 nm (3,700 km)
 データ出所: Jane's All The World's Aircraft 1975-76

 最大速度 at (60 m): 560 kt Mach 0.85
 最大速度 at (9,200 m): 593 kt Mach 0.92
 巡航速度 at (920 m): 495 kt Mach 0.75
 データ出所: 航空ジャーナル 世界の軍用機 1979

>実施データ
 離陸速度: 175 kt
 巡航高度: 21,500〜22,700 ft
 巡航速度: 440〜450 kt
 最大高度: 22,800 ft
 最大速度: 528 kt at 13,100 ft (上昇反転)
 進入速度: 150〜190 kt
 接地速度: 135 kt
 飛行時間: 24 分
出発地
  緯度: N68°15.91′ 経度: W177°43.85′
  高度: 12 m 路面: 雪原
  離陸方角: (出発)076
到着地
  緯度: N66°29.91′ 経度: W170°52.67′
  高度: 2 m 路面: 雪原
  着陸方角: (停止)123

画像
 経路図
 上昇反転。
 何とか湾。
 この湾の向こうにプロビジェニヤの空港はあるのだが…
 こんな所に降りていいのだろうか。

動画 (wmv)
 1:3.45MB:離陸・上昇
 あと2フライトでプロビジェニヤ空港に着いてアラスカへ渡るつもりだったが、カムチャツカ半島からアリューシャン列島を縦走したくなって予定変更。ユーラシア大陸最東端を回ってプロビジェニヤからカムチャツカに向かうことにした。
 Hawker Siddeley Buccaneer は、イギリス機らしい独特の形をしている。直線と曲線のバランスがいいと思う。好きな機体の一つだ。丁度ファイルが手に入って使いたくなったのだが、当初予定していた Northrop F-5A Freedomfighter (マッハ1.4) より遅かった(高空でもマッハ0.9程度)のは選定ミスだったかな? Buccaneer は低空侵攻の草分け的存在だから、ちょっと考えれば気が付いたはず。(高空の空気の薄い所でマッハ2が出る機体でも、空気密度の高い低空で音速を出すのは容易ではないのだ。)でもまあ、行けるところまで行けたからいいか。
74 09.05.14.
Aermacchi M.B.326 M Impala Mk.I

Aermacchi M.B.326 GB (Basic Training Type)
 全幅 (with tiptank): 35 ft 7 in (10.85 m)
 全長: 34 ft 11 in (10.64 m)
 全高: 12 ft 2.5 in (3.72 m)
 主翼アスペクト比: 6.08
 主翼面積: 208.3 sq ft (19.35 sq m)
 主翼翼型: NACA 6A-シリーズ改
 最大離陸重量: 10,090 lb (4,577 kg)
 最大翼面荷重: 55.2 lb/sq ft (269.5 kg/sq m)
 最大推力荷重: 3.37 lb/lb st (3.37 kg/kg st)
 エンジン:
        Rolls-Royce Bristol Viper 20 Mk540 turbojet
        3,410 lb (1,547 kg) st × 1
 超過禁止速度: Mach 0.82 or 469 kt (871 km/h)
 最大水平速度: 468 kt (867 km/h)
 最大巡航速度: 430 kt (797 km/h)
 最大海面上昇率: 6,050 ft (1,844 m) /min
 上昇時間:
        20,000 ft (6,100 m) まで 4 min 10 sec
        30,000 ft (9,150 m) まで 7 min 40 sec
        40,000 ft (12,200 m) まで 13 min 5 sec
 運用高度: 47,000 ft (14,325 m)
 離陸滑走距離 ISA: 1,350 ft (412 m)
 離陸距離 50 ft (15 m) まで、ISA: 1,820 ft (555 m)
 着陸距離 50 ft (15 m) から、ISA: 2,070 ft (631 m)
 航続距離 (113 l リザーブ、胴体+チップタンク):
        998 nm (1,850 km)
 データ出所:
   Jane's All The World's Aircraft 1975-76

>実施データ
 離陸速度: 170 kt
 巡航高度: 10,000〜20,000 ft
 巡航速度: 250〜270 kt
 最大高度: 20,660 ft
 最大速度: 349 kt at 12,010 ft
 進入速度: 260〜270 kt
 接地速度: 205 kt
 飛行時間: 21 分
出発地
  緯度: N66°29.91′ 経度: W170°52.67′
  高度: 1 m 路面: 雪原
  離陸方角: (出発)123
到着地
  緯度: N65°30.93′ 経度: W171°27.48′
  高度: 17 m 路面: 雪原
  着陸方角: (停止)244

画像
 経路図
 アラスカが見える。
 ユーラシア大陸最東端。

動画 (wmv)
 3:3.11MB:最東端を満喫す
 とうとう大陸最東端に達した。岬の先端は、崖だった。せっかくなので、高度を下げて「観覧飛行」としゃれ込んだ。インストールしたばかりのフーガ・マジステールを使いたかったが、岬の付近に適当な着陸地がなかったことからもう少し南に下ったロリノの町まで足を伸ばさなければならず、マジステールでは速度が遅過ぎる可能性があったのでマッハ0.8クラスの Aermacchi M.B.326 を使った。着陸では速度が速過ぎて跳ねてしまった。機体に損傷がなければ失敗にはならんだろうが…。ん〜、でも、減点かなぁ。
75 09.05.14.
Fouga Magister DC

Potez/Aerospatiale CM173 Magister
 全幅: (12.15 m)
 全長: (10.06 m)
 全高: (2.80 m)
 主翼面積: (17.30 sq m)
 自重: (2,310 kg)
 最大離陸重量: (3,260 kg)
 エンジン: チュルボメカ・マルボレ�W
        (480 kg) × 2
 最大速度: 378 kt at SL
 海面上昇率: (1,079 m/min)
 実用上昇限: (12,000 m)
 航続距離: 675 nm
 原型初飛行: 1952.7.23.
 データ出所:
   航空ジャーナル 世界の軍用機 1975

>実施データ
 離陸速度: 95 kt
 巡航高度: 7,000〜15,500 ft
 巡航速度: 200 kt
 最大高度: 15,500 ft
 最大速度: 202 kt at 7,090 ft (巡航)
 進入速度: 115 kt
 接地速度: 110 kt
 飛行時間: 25 分
出発地
  緯度: N65°30.93′ 経度: W171°27.48′
  高度: 18 m 路面: 雪原
  離陸方角: (出発)244
到着地滑走路
 プロビジェニヤ Provideniya Bay(UHMD)
  緯度: N64°22.70′ 経度: W173°14.80′
  高度: 22 m
  方位: 1/19 長さ: 1,960 m 路面: 草地
 停止位置
  緯度: N64°22.64′ 経度: W173°14.85′
  高度: 23 m 停止方角: 188

画像
 経路図
 *

動画 (wmv)
 
 フーガ・マジステールは、フランスのスッキリした形の練習機だ。ヨーロッパで最も成功した初等練習機の一つで、フランス空軍をはじめ世界各国で使用され、アクロバット・チームでも使われた。初等練習機の目的に徹し、性能を欲張らなかったのが成功につながったという。使い勝手の良い航空機は無駄のない美しい形をしており、その美しい形故にまた皆から愛される、という航空機の世界での常識がここでも証明されている。
 事前フライトで、空港の位置と進入コースを確認。速い機体ではないので時間内に着けるかどうか心配だったが、事前フライトで高空から空港を見つけるためにコースの後半を飛ばしてみたところ、12分くらいで到着できたので充分間に合うと判断。当機で本フライトに望んだ。ただ、いつも機体の真後ろから見ていて滑走路が機体の陰になって見えないので今回は視点を少し上げてみたのだが、懸念通り高度感覚が狂って滑走路端に来て高度が高いことに気が付いて、無理に降ろそうとして結局アブナイ着陸になってしまった。自分としてはラジコン機の操縦訓練も兼ねているので、臨場感はあってもコクピット・ビューではあまり意味がない。サブウィンドウを使った方がいいのかな。
76 09.05.16.
Dassault Mirage G8

 全幅: (8.70〜15.40 m)
 全長: (18.80 m)
 自重: (14,740 kg)
 最大離陸重量: (23,800 kg)
 エンジン: SNECMA Atar 9K50 (7,200 kg) × 2
 最大水平速度: Mach 2.2
 データ出所: FS2004 Add Aircraft

>実施データ
 離陸速度: ? kt
 巡航高度: (30,000〜40,500) ft
 巡航速度: (700〜800) kt
 最大高度: (40,500) ft
 最大速度: 816 kt at 34,950 ft (巡航)
 進入速度: 200〜240 kt
 接地速度: 145 kt
 飛行時間: 24 分
出発地
 プロビジェニヤ Provideniya Bay(UHMD)
  高度: 22 m 方位: 19
到着地
  緯度: N62°32.40′ 経度: E177°56.95′
  高度: 7 m 路面: 草地
  着陸方角: (停止)275

画像
 経路図
 3万ftの音速飛行
 *

動画 (wmv)
 2:3.02MB:巡航
 この機体、スロットルを下げてもアフターバーナーの火が消えない。ミラージュGシリーズは、フランスでは珍しい可変後退翼機。実機は作られたものの、使われたと言う話は聞かない。幻の戦闘機なのだ。
77 09.05.22.
Hawker Seahawk

 全幅: 37 ft 1 in
 全長: 40 ft 4 in
 全高: 15 ft 0 in
 自重: 12,470 lb
 最大離陸重量: 17,100 lb
 エンジン: General Electric J47-GE-17B or -33
        turbojet with A/B 7,500 lb × 1
 最大速度: (1,138 km/h) at S/L
 運用高度: 45,600 ft
 航続距離: (1,344 km)
 データ出所: FS2004 Add Aircraft

>実施データ
 離陸速度: 130〜140 kt
 巡航高度: 25,000〜29,400 ft
 巡航速度: 280 kt
 最大高度: 29,440 ft
 最大速度: 285 kt at 28,970 ft (巡航)
 進入速度: 95 kt
 接地速度: 92 kt
 飛行時間: 23 分
出発地
  緯度: N62°32.40′ 経度: E177°56.95′
  高度: 7 m 路面: 草地
  離陸方角: (出発)275
到着地
  緯度: N61°46.40′ 経度: E174°08.17′
  高度: 2 m 路面: 草地
  着陸方角: (停止)239

画像
 経路図
 *
 バーナーで1番目の砂洲を焼き尽くし…
 3番目の砂洲へ向かって急降下。
 進入距離を長く取り安定した速度で入ったのだが…

動画 (wmv)
 
 この機体も、練習の時は正常だったのに本番ではアフターバーナーの火が消えなかった。離着陸の時に右タイヤがなくなるのも、少々気にかかる。古い機体なので、1975年の年鑑を見てもデータは載っていない。
 カムチャツカ半島の付け根沿岸は、山地が迫っていて着陸できそうな場所は見当たらない。この山地を越えるにはマッハ2クラスでも30分では届かない。そこで、少し遅めのジェット機で山地の手前まで行くことにした。着陸できそうな砂洲が3ヶ所あるようなので、時間を見てどこに降りるか判断しようということでスタート。結局3番目の砂洲に降りた。時間的に余裕があったので早めに高度を落として進入距離を長く取った。いつも直前でばたばたとブレーキをかけて入るので、どうしても接地速度が速くなってしまう傾向があった。そこで今回は早めに速度も充分落として安定させて入ってきたのだが、落とし過ぎてしまったようだ。最後はフルアップ状態になっていることに気付かず、フレアーをかけようと思ったらエレベータは一杯でぶつけるような着陸になってしまった。いい着陸とは言えんなあ。
78 09.05.25.
Dassault Mirage F1C

 全幅: 27 ft 6.75 in (8.40 m)
 全長: 49 ft 2.5 in (15.00 m)
 全高: 14 ft 9 in (4.50 m)
 主翼面積: 269.1 sq ft (25.00 sq m)
 最大離陸重量: 32,850 lb (14,900 kg)
 エンジン: SNECMA Atar 9K-50 turbojet
        15,873 lb (7,200 kg) st with A/B × 1
 最大速度: (高高度) Mach 2.2 (低高度) Mach 1.2
 進入速度: 141 kt (260 km/h)
 着陸速度: 124 kt (230 km/h)
 海面上昇率 with A/B: 41,930 ft (12,780 m) / min
 運用高度: 65,600 ft (20,000 m)
 離陸滑走距離: 2,100 ft (640 m)
 着陸滑走距離: 2,000 ft (610 m)
 データ出所:
   Jane's All The World's Aircraft 1975-76

>実施データ
 離陸速度: 180 kt
 巡航高度: 32,000〜39,500 ft
 巡航速度: 380〜420 kt
 最大高度: 39,570 ft
 最大速度: 472 kt at 34,260 ft
 進入速度: 170〜200 kt
 接地速度: 150 kt
 飛行時間: 27 分
出発地
  緯度: N61°46.40′ 経度: E174°08.17′
  高度: 2 m 路面: 草地
  離陸方角: (出発)239
到着地
  緯度: N60°33.24′ 経度: E169°10.99′
  高度: 2 m 路面: 草地
  着陸方角: (停止)290

画像
 経路図
 前方に広がるリアス式海岸。
 後方に広がるリアス式海岸。
 岬を旋回。
 一番向こうの砂洲を狙う。

動画 (wmv)
 1:2.86MB:離陸・上昇
 2:3.38MB:巡航
 4:4.32MB:進入・着陸
 そんなに日を置いたわけでもないのに、いつの間にか雪がすっかり消えていた。まあ、そんな事はどうでもいいが、しかし大陸はスケールが全然違う。日本だと岩手沿岸を離陸してしばらく上昇すれば日本海が見えるが、ここでは3万5千フィート(1万メートル)まで上がってもカムチャツカ半島の半の字も見えない。
79 09.05.25.
Northrop T-38 Talon

Northrop T-38A Talon
 全幅: (7.70 m)
 全長: (13.47 m)
 全高: (3.92 m)
 主翼面積: (15.8 sq m)
 総重量: (5,465 kg)
 エンジン: General Electric J85-GE-5A
        (1,215 kg A/B 1,740 kg) × 2
 最大速度: Mach 1.23 , 710 kt / (11,000 m)
 巡航速度: Mach 0.90 , 515 kt / (12,200 m)
 失速速度: 136 kt (1/2 fuel)
 進入速度: 150 kt
 海面上昇率: (9,145 m) / min
 実用上昇限: (16,335 m)
 航続距離: 1,000 nm + 20 min
 データ出所:
   航空ジャーナル 世界の軍用機 1975

>実施データ
 離陸速度: 170 kt
 巡航高度: 10,400〜13,900 ft
 巡航速度: 540〜580 kt
 最大高度: 16,520 ft
 最大速度: 587 kt at 10,490 ft (巡航)
 進入速度: 140〜145 kt
 接地速度: 105 kt
 飛行時間: 16 分
出発地
  緯度: N60°33.24′ 経度: E169°10.99′
  高度: 2 m 路面: 草地
  離陸方角: (出発)290
到着地
  緯度: N60°11.82′ 経度: E165°30.12′
  高度: 2 m 路面: 草地
  着陸方角: (停止)259

画像
 経路図
 湾内のローパス(1)
 湾内のローパス(2)

動画 (wmv)
 
 T−38は、F−5フリーダムファイターと兄弟分の機体である。しかし、先頃F−5を試してみたところなかなか操縦が難しく覚悟をしていたのだが、T−38はF−5ほど難しくはなかった。飛ばしていてわりと素直に言うことを聞いてくれるので途中でイタズラしてみたくなり、リアス式海岸の湾の中を低空で駆け抜けた。その後着陸しようと降下を始めたが、まだ時間があったのでもっと先へ行ってみることにした。もし着陸できそうな場所がなければ、戻って来ればいい。戻りはしなかったが、それでもまだ時間は余った。
80 09.05.25.
Panavia Tornado F Mk.3

 全長: 59 ft 3.875 in (18.082 m)
 最大離陸重量: 61,700 lb (27,986 kg)
 エンジン: Turbo-Union RB199-34R Mk104 turbofan A/B
 最大速度: Mach 2.2 , 800 kt (1,480 km/h) IAS
 標準接地速度: 115 kt (213 km/h)
 運用高度: 約 70,000 ft (21,335 m)
 離陸滑走距離: 2,500 ft (760 m)
 離陸距離(50ft=15mまで): 3,000 ft (915 m) 以下
 着陸距離(50ft=15mから): 約 2,000 ft (610 m)
 着陸滑走距離(スラストリバーサ使用): 1,215 ft (370 m)
 データ出所:
   Jane's All The World's Aircraft 1988-89

>実施データ
 離陸速度: 140 kt
 巡航高度: 16,000〜35,000 ft
 巡航速度: 400〜600 kt
 最大高度: 36,810 ft
 最大速度: 609 kt at 17,600 ft (降下)
 進入速度: 150〜170 kt
 接地速度: 110 kt
 飛行時間: 26 分
出発地
  緯度: N60°11.82′ 経度: E165°30.12′
  高度: 2 m 路面: 草地
  離陸方角: (出発)259
到着地
  緯度: N56°45.12′ 経度: E162°48.43′
  高度: 2 m 路面: 草地
  着陸方角: (停止)153

画像
 経路図
 カラギンスキー島。
 あれはクリュチェフスカヤ山(4750m)かな?

動画 (wmv)
 
 アフターバーナを10分焚き続ける。その後余裕ありと見てパワーを落としたが、カラギンスキー島上空で間に合いそうもないと再点火。着陸予定地まで何とか届いた。
81 09.05.26.
Embraer AT-26 Xavante

 全幅: 35.59 ft
 全長: 35 ft
 全高: 12.20 ft
 主翼面積: 208.26 sq ft
 自重: 5,907 lb
 最大離陸重量: 10,069 lb
 エンジン: Rolls-Royce Viper 22-1
 最大速度: 538 mph
 運用高度: 46,986 ft
 航続距離: 1,139 miles
 データ出所: FS2004 Add Aircraft

>実施データ
 離陸速度: 120 kt
 巡航高度: 28,100〜29,640 ft
 巡航速度: 275 kt
 最大高度: 29,640 ft
 最大速度: 304 kt at 21,830 ft (降下)
 進入速度: 150〜250 kt
 接地速度: 120 kt
 飛行時間: 24 分
出発地
  緯度: N56°45.12′ 経度: E162°48.43′
  高度: 1 m 路面: 草地
  離陸方角: (出発)153
到着地
  緯度: N55°13.43′ 経度: E165°56.69′
  高度: 1 m 路面: 雪原
  着陸方角: (停止)151

画像
 経路図(1)
 経路図(2)
 *
 ベーリング島に接近。

動画 (wmv)
 2:2.47MB:巡航
 使ってないジェット練習機を見つけたと喜んで使ったら、前に使ったエアルマッキMB326のブラジル・ライセンス版だった。まあいいか。
 ここのところ気のめいる事が続いて、気晴らしのための、時に酒も入れながらの禁断フライトが多くなっている。このようなフライトは、どうも気が進まない。しばらく休もうか。実のところ、カムチャツカ半島を離れたのでアッツ島に着いたと思い込んでいた。地図を調べたらまだ国境を越えていない、まだシベリアの一部に居るらしい。アッツ島まであと2フライト必要である。一段落までもう一息。
82 09.05.30.
Eclipse Model 500

 全幅: 37.4 ft (11.4 m)
 全長: 33.1 ft (10.1 m)
 全高: 11.0 ft (3.4 m)
 最大離陸重量: 5,640 lb (2,588 kg) HGW
 エンジン: Pratt & Whitney PW610F 900 lb × 2
 巡航速度: Mach 0.64 , 375 kt (694 km/h)
 最大航続距離: 1,395 nm (2,584 km)
 運用高度: 41,000 ft (15,545 m)
 データ出所: FS2004 Add Aircraft

>実施データ
 離陸速度: 130 kt
 巡航高度: 10,000 ft (AP)
 巡航速度: 320 kt
 最大高度: 10,100 ft
 最大速度: 321 kt at 10,000 ft (巡航)
 進入速度: 120〜170 kt
 接地速度: 85 kt
 飛行時間: 23 分
出発地
  緯度: N55°13.43′ 経度: E165°56.69′
  高度: 1 m 路面: 雪原
  離陸方角: (出発)151
到着地
  緯度: N54°29.46′ 経度: E168°05.09′
  高度: 1 m 路面: 草地
  着陸方角: (停止)151

画像
 経路図
 ベーリング島先端を左へ旋回、
 そして隣のメードヌイ島に右旋回で入る。

動画 (wmv)
 2:3.67MB:巡航
 Eclipse とは聞いたことのないメーカーである。1991年までの年鑑には全く出てこない。しかし特徴ある形をしているので、使ってみた。最近のビジネス・ジェット機も大型機同様、前から後まで同じ太さの丸太ん棒である。何でもかんでも経済的というのではつまらないと思うのだが、この機体はそこんとこが違う。不恰好な感じもするが、そこが気に入った。
83 09.05.30.
Brian Sturton CF-220 Grizzly

 全幅: 45 ft 11 in (14.00 m)
 全長: 65 ft 7 in (20.00 m)
 全高: 16 ft 5 in (5.00 m)
 戦闘重量: 35,270 lb (16,000 kg)
 エンジン: multi-axis thrust-vectoring turbofan
        19,840 lb (9,000 kg) dry
        26,450 lb (12,000 kg) reheat
           × 1
 最大速度: Mach 2.50 (2,625 km/h)
 最大航続距離: (4,200 km)
 データ出所: FS2004 Add Aircraft

>実施データ
 離陸速度: 155 kt
 巡航高度: 41,000〜53,500 ft
 巡航速度: 530〜620 kt
 最大高度: 53,530 ft
 最大速度: 667 kt at 48,630 ft (降下・オーバースピード)
 進入速度: 145〜165 kt
 接地速度: 110 kt
 飛行時間: 21 分
出発地
  緯度: N54°29.46′ 経度: E168°05.09′
  高度: 1 m 路面: 草地
  離陸方角: (出発)135
到着地滑走路
 Eareckson AS (PASY)
  高度: 30 m
  方位: 10/28 長さ: 3,056 m 路面: アスファルト
 停止位置
  緯度: N52°42.70′ 経度: W174°06.51′
  高度: 31 m 停止方角: 104

画像
 経路図
 5万フィートまで、一気に駆け上がる。
 5万フィートの巡航フライト。
 アッツ島へ進路を取る。
 翼よ、あれがアッツ島だ。
 も少し先へ。
 こんな所にも滑走路があるのだ。

動画 (wmv)
 1:1.16MB:離陸・上昇
 2:2.03MB:巡航
 3:1.66MB:降下
 やっとシベリア紀行が終わった。長かった。
 Brian Sturton Grizzly とは聞いたことのない機体だ。おそらく架空機だろう。アッツ島までは距離があったので、架空機でもマッハ2.5は使いたかった。事前フライトではベーリング島から Eareckson AS まで30分で収まっていた。今回はその先のメードヌイ島からのフライトだったので、かなり余裕があった。アッツ島は日本人にとっても悲しい歴史のある地である。降りてみたかったが、どうも先を急ぎたい気持ちが強くて飛び越えてしまった。
 フライト終了後、Lockheed Martin X-35 はマッハ4.7を出すというので、どこまで飛べるか試験飛行をしてみた。高度5〜7万フィートをフルパワーで飛ぶ。眼下の景色がまるで1万フィートで飛んでいるのではないかと思うくらい、あっという間に流れて行く。30分でアラスカ本土の先端近くまで行ってしまった。こんなに速い乗り物があったとは、ただただ驚いた。しかもこの機体、垂直離着陸ができる。ホバリングは難しいようだが、何とも贅沢なヤツだ。次のフライトで使うかどうか、ま、しばらく休んでじっくり考えよう。